10/10 社会構造チーム第2回発表

後期2回目のゼミは、夏休みの課題であった『孤独なボウリング』の総括と社会構想チームの2回目の発表でした。メインは社会構想チームの発表で、今回のテーマは「承認の形を考える」でした。まず、共通で広井先生の『持続可能な福祉社会ー「もうひとつの日本」の構想』の第7章を読み、日本社会における人間関係の特質について理解を深めました。
その後、個人の発表に移りました。以下はテーマの一覧です。

①接触と承認・習慣と空間
②「1億総主役」社会の実現に向けて
③親和的承認の不足とジェンダー
④インターネットにおける承認について

<まとめと感想>
各テーマとも「承認」が共通の大きなテーマとなっていました。また、第1回目の発表に比べるとより範囲を絞った具体的な話であるとの印象も受けました。自分自身、大学生になり親元を離れ、身内が周囲から減っていくにつれ、「褒められること」というのは減っているなと思うことがありました。承認が個人に与える影響は、一人暮らしである自分にとって実感として感じるところがあります。単身世帯が世帯数の多くを占める中、今後の社会の在り方を考えていくうえで、このような視点はますます重要になっていくことでしょう。

次回は、『地方消滅』を読みグループディスカッションを行います。

(記:上野代)